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栽培漁業のブログ(ときどき脱線予定)

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無主物の魚を放流するのは地元経済に貢献するから

2021-10-26
誰のものでもない魚を、なぜ苦労して放流するのか・・・

漁業だけなく、地元の経済に還元されるからです。
例えば、伊豆の遊漁(船宿)を利用すれば、そのお金が地元に落ちます。
 
ところが、プレジャーボートで東京湾から伊豆の沿岸に釣りに来たらどうでしょう?
伊豆にお金は落ちません。
 
これは放流だけの問題ではありません。
オートキャンプ場(車とセットで楽しめる設備の整ったキャンプ場)を整備したら、
来る人は増えたけど、民宿などの宿泊施設の利用が減り、ゴミだけが残される・・・
と言う事態が起きます。
 
釣りにしても、キャンプにしても地元に貢献しなければ続きません。
どんなシステムを作れば良いのでしょう?

前田敦子さんが小型船舶免許2級を取得

2021-10-25
...とネットニュースにありました。
釣りをするのが目的のようです。
 
小型船舶免許ですが、実は簡単に取得できます。
1級でも、3日から4日の講習となり、費用は約10万円。
クルマやオートバイの免許よりお手軽でしょ?
 
このため、プレジャーボート(レジャー用の船)で釣りをする人もたくさんいます。
乗り合いの遊漁船でマダイをどれだけ釣っているかを毎年、調べています。
でもプレジャーボートで釣れるマダイは調べようがありません。
レジャーで釣りする人にとってマダイは一番人気ですから、相当な量が釣られているはず。
 
悪いことではないんですが、地元経済に還元されるのかというと・・・?

栽培漁業推進協議会

2021-10-21
当法人では県の計画に基づいてマダイなどの放流を行っています。
それが「栽培漁業基本計画」で五年毎に策定しています。

昨日は第8次の基本計画にかかる検討会がありました。
現在の7次計画は県のホームページで見ることができます。

この計画で、どの魚種を何万尾放流するかが決められるの重要です。
現在、他県でも同様な作業を実施しているはずです。
 
海では多くの魚が減り、深刻な資源状況です。
かと言って、放流を増やすのは資金手にも、マンパワー的にも簡単ではありません。
海の生態系も考える必要があります。
 
協議会ではさまざまな意見がありました。
これが8次計画にどう反映されるでしょうか。

海洋保全と魚を食べること

2021-10-20
魚を食べなくても、海洋保全の重要性は教えることができます。
が・・・
 
例えば、クジラのことを考えてみます。
私の子供の頃は、クジラは貴重な食料でした。
学校給食でも、ひんぱんに食べました。
 
かつてクジラを捕りまくったアメリカは反捕鯨の人が多数です。
日本となにが違うって、同じ利用するのにも食べるかどうかですよ。
 
アメリカの捕鯨は油を取るだけで肉は捨ててました。
クジラに関わったのは漁師だけです。

日本ではクジラを食べた人が全員、クジラに関わったのです。
捕鯨の是非はおいといて、魚を食べることが大事と思う1つの事例です。

子供のころから魚を食べること

2021-10-19
私が就職して、最初の勤務地は山間部。
標高700m、山梨県に近い朝霧高原でニジマス養殖の研究施設でした。
 
慰安旅行で八丈島に行きました。
ホテルでは海の幸がいろいろです。
ところが、一緒に行った職員で現地採用の方は野菜ばかりを食べていました。
決して魚がキライでないのですが、つい食べ慣れたものに手が出るようでした。
 
これが漁師の場合、食事をだされても、その中に刺し身があれば文句を言いません。
どこに言っても刺し身が食べたいんです。
野菜はあまり食べないことが多いかな。
 
食育と言ったら大げさですが、子供の頃から食べたものは、大人になっても影響します。
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