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栽培漁業のブログ(ときどき脱線予定)

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はっきり原因がわからないのは

2021-10-15
マダイの中間育成で生き残りが多かったり、少なかったりの原因が分からないとき...

イケスの中にいるマダイの様子が良く見えないのが大きな理由の1つですです。
港内で、イケスの透明度も良くありません。
水中カメラで観察したこともありますが、そこで見えるのもイケスのごく一部に限られます。
 
新型コロナウイルスが小さすぎて、目で見ることができないのと似ているかも?
ウイルスが見えれば対策もしやすいですよね?
 
ちょっと話がそれますが、アカヒレと言う実験用の小型魚を産卵させて増やす仕事をしたことがあります。
生まれた稚魚がどんどん減り、ほとんどいなくなります。
アカヒレ飼育のベテランに聞くと「親が子供を食べない」と聞いていました。
しかし、試しに生まれた稚魚だけを隔離したところ、とたんに生き残りが増えました。
アクリルの水槽で飼っていても、稚魚を食べる親を見ることは難しいです。
目で見える情報だけでは、分かることが限られてしまいます。
 
マダイの中間育成は何十年もされていますが、まだまだ分からないことが多いと感じます。

原因はあります

2021-10-14
昨日の続き。
その時は生き残りが減った理由がわからなくても、後でわかることもあります。

良くあるのはエサ不足。
エサが足りないと、マダイも生きていくために共食いします。
数年前まで、餌不足がけっこうありました。
今は十分なエサをやっています。
 
それからイケスの網に穴が空いていたり。
中間育成をしているときには、なかなか気が付きません。
 
スズキなど大型の魚がイケスに紛れ込んでいることもあります。
たとえ1尾でも、たくさんのマダイを食べてしまいます。
 
・・・原因がわかれば対策ができます。
一方で、すごく成績が良い年があっても、原因がわからないことが多々あります。
ちょっと気持ち悪いです。
 
新型コロナの患者数が急に減少しても、明確な理由がわからない状況に似ています。

なぜそうなった?

2021-10-13
魚の放流事業は、まだまだわからないことが多いのが実状です。

マダイを放流する場合、中間育成と言って海面イケスで約2cmの稚魚を放流サイズの6cmまで育てます。
中間育成の終了までに65%以上が生き残っていることを目標にしています。
 
中間育成の管理者は、イケスで毎日エサをあげています。
エサの食べ方で「元気かどうか」「どのくらい成長したか」がおおよそわかります。
でも、イケスが深く、イケスがある港内の透明度もそんなに良くありません。
だから、どのくらいが生き残っているか、ほとんどわかりません。
 
そこで、中間育成が終了時にイケスのマダイを数えると、生き残りがすごく少ないこともあります。
多くの場合、はっきり原因が分からず「なぜこうなった?」となります。

あなたにもできる海洋保全活動

2021-10-12
・・・どこに住んでいても、今日からできます。

それは魚や海藻など海の生物を食べることです。
多くの人は、海の生物を食べる機会は少ないんじゃないでしょうか?

私は漁村の出身なので、魚は毎日食べました。
今でも魚が好きです。
 
魚を食べなくても、生きていけます。
でも、魚を食べることが一番簡単に海と関わることできます。
魚を食べて育った人は、魚を考えてくれる人になります。
それが海への関心となり、海洋保全につながります。

漁業と科学技術3

2021-10-11
海に対する人間の感覚と、影響力がアンバランスとなってきました。
私が子供の頃、南氷洋のオキアミ(サクラエビみたいな甲殻類)を無尽蔵の資源とテレビCMで言ってました。
今は、有り得ないことと誰もがわかりますが、ほんの50年前の話です。
 
海は人間からするとはるかに大きいのは事実です。
さらに人間から見えるのは海面だけです。
このため、いくら捕っても魚は無くならないし、ゴミを捨てても影響ない・・・って思ってしまいます。
 
江戸時代なら、それで良かった。
今や人間の自然への影響は地球規模です。
各国の捕り合いで魚は減り、マイクロプラスチック汚染は深海に及びます。
もっと、もっと海について考えなくは行けない時代になったと思います。
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