漁業と科学技術2
2021-10-08

漁業と科学技術
2021-10-07
マダイの放流作業をアナログでやっているお話をしました。
実際には漁業の世界でも、新しい技術はどんどん入っています。
実際には漁業の世界でも、新しい技術はどんどん入っています。
中でも漁業の大革新は「魚群探知機」です。
フルノと言うメーカーが魚探を作り、誰でも魚が取れるようにしたことはプロジェクトXでも紹介されました。
今でもYoutubeで見ることができますよ。
魚探のすごさを陸上で表現すれば「この下に石油がある」ってわかる感じでしょうか?
そんな機械があれば、日本も石油を輸入に頼らずに済むかもしれません。
そんな機械があれば、日本も石油を輸入に頼らずに済むかもしれません。
しかし、世界中で好きなように石油を採掘すれば、どうなるでしょう。
魚探が発明されたときは、作ったフルノも使う漁業者も「捕りすぎて魚がいなくなる」なんて夢にも思わなかったはずです。
フルノから魚探が初めて発売されたのは1948年。
魚探や船舶機器の進歩についてはフルノのホームページで見ることができます。

放流尾数の数え方
2021-10-06
マダイを放流する前に「計数」作業があります。
イケスにいるマダイが何尾いるかを数えるのですが、
1つのイケスに数万尾もいるので、1尾1尾数える訳に行きません。
イケスにいるマダイが何尾いるかを数えるのですが、
1つのイケスに数万尾もいるので、1尾1尾数える訳に行きません。
このため、カゴに5kgくらいづつマダイを入れて、重さを量ります。
1イケスのマダイ全重量を平均体重で割って、尾数を算出します。
1イケスのマダイ全重量を平均体重で割って、尾数を算出します。
マダイは生きているので、水をさっと切って、すばやく計量します。
デジタル秤では数字が安定しないので、針式の台秤で「エイヤ!」と重さを読み取ります。
デジタル秤では数字が安定しないので、針式の台秤で「エイヤ!」と重さを読み取ります。
この方式は誤差が大きいし、魚にストレスがかかります。
機械式の自動カウントにしたいところです。
機械式の自動カウントにしたいところです。
実は、フィッシュポンプと言って、魚を生きたまま移動させる装置に、カウント機能がつけられます。
検討しましたが、時間がかりすぎてダメ。
良い解決策があれば、ぜひ教えて下さい。

マダイ放流の反省会
2021-10-05
先ほど、Zoomミーティングにより、マダイ放流の反省会を行いました。
本県では伊豆(熱海市から沼津市)、中部(富士市から焼津市)、榛南(吉田町から御前崎市)で栽培推進協議会を組織して放流活動を行っています。
本県では伊豆(熱海市から沼津市)、中部(富士市から焼津市)、榛南(吉田町から御前崎市)で栽培推進協議会を組織して放流活動を行っています。
それぞれの事務局を当法人が担っています。
今回は中部の反省会です。
反省会と言っても、この数年はもっとも順調に中間育成から放流までを行っている地域です。
歴史的には一番浅いのですが、何より皆さん協力的です。
中間育成を始める「沖出し」や放流前の「計数」など、大きなイベントには漁協、市の職員など多数が参加してくれます。
中間育成は焼津漁港内のイケスで行いますが、川の水が流れ込み、場所としてはハンデもあります。
特に今年は、沖出しが大時化(おおしけ)で雨が多かったので心配しました。
特に今年は、沖出しが大時化(おおしけ)で雨が多かったので心配しました。
しかし、終わってみれば約80%が生残する例年どおりの好成績となりました。
反省会と言うより、報告会の内容でした。

マダイ放流のご協力
2021-10-01
