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栽培漁業のブログ(ときどき脱線予定)

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自己紹介2

2021-09-07
広報を見る
ブログをつくる

こんにちは、事務局長の青木です。
自己紹介の続きです。

 

静岡県の職員であったころ、どの職場でも取り組んだことがあります。
それはやっている仕事を多くの方に知ってもらうこと。

 

例えば研究所で優れた研究をしても、知ってもらわないと役に立ちません。
また県の機関として、どんな仕事をしているか県民に正しく知ってもらうことも大事です。

 

かつての私の職場「水産・海洋技術研究所伊豆分場」では広報用に「伊豆分場だより」を発行しています。
https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/izu/0006/index.html
これは20ページ以上もあるりっぱなもの。
季刊(年4回)ですが、執筆する職員も大変です。

 

私が始めたのは、1ページで、毎月発行する「伊豆分場ニュース白浜」です。
https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/izu/0012/index.html
情報はタイムリーでコンパクトに!が目的です。

 

文字数が少ないと読んでもらいやすいし、ネタも新鮮なことが大事です。
このブログもわかりやすく、少ない文字数を意識して続けるつもりです。

 

ちなみに、伊豆分場は栽培漁業の研究をずーと行っています。
最近リニューアルされました。
展示室もあるので、ぜひお立ち寄りください。

栽培漁業の難しさ その2

2021-09-06
お金がかかる
静岡県温水利用研究センター
その1では技術的なことをお話しました。
他にも難しことがあります。
 
大きな問題はお金がかかること。
当法人の事業として放流を行っていますが、漁協さんや市町にも費用を負担していただいています。

そして放流用種苗(マダイなどの稚魚)を購入しているは静岡県温水利用研究センター。
これは静岡県の運営している施設です。
独立採算はむずかしく、足りない分は静岡県が負担しています。
 
漁協は漁業者も水揚げも減っています。
市町や県も、きびしい状況です。
当法人も長引く低金利でアップアップ・・・・
 
さて、技術的なことも、お金がかかることも「海の魚」を相手にしていることが原因です。
川でも放流は行わていますが、こんな問題はありません。
なぜでしょう?

遅ればせながら自己紹介

2021-09-02
おじさんイラスト
フロア写真
遅ればせながら自己紹介。
事務局長の青木です。
見た目は上のイラスト2枚の中間くらいです。
髪はほぼ白です。
(このホームページの作成アプリでは貼り付ける画像の場所が固定です。
見にくくて、ごめんない。近く、バージョンアップの予定です)
 
事務局長と言っても他の常勤職員は一人だけ。

もう一枚の写真に、私の机からみた職場を写しました。
静岡県漁業協同組合連合会さんのあるフロアの一角を間借しています。
ご用のある方は県漁連さんに来ていただけばOKです。
 
さて私、今年の3月で前職を定年退職して、4月から当法人にお世話になっています。
このブログでは栽培漁業を中心に「ゆる~く」ご紹介したいと思っています。

栽培漁業の難しさ その1

2021-09-01
マダイ
飼育中の稚魚
栽培漁業で放流を行うために、種苗と呼ぶ稚魚を作ることから始まります。
・・・実はこれが簡単ではありません。
 
放流魚種の1つマダイは一回に20万粒ほど産卵します。
卵の大きさは1mmで、孵化したマダイもたった2mm。
すいすい泳ぐことはできません。
孵化したマダイの目の前に餌になる動物プランクトンが「たまたま」いて、赤ちゃんマダイを食べる魚が「たまたまいなかった」ときに成長ができます。

こんな幸運はなかなかないので、ほとんどのマダイは生まれた直後に死んでしまいます。
海で産卵されたマダイの場合、20万粒の卵から大人になるのは1匹以下です。
逆に考えれば、このほとんど死んでしまう時期をなんとかすれば、大量に生き残ります。
マダイの放流サイズは6cmですが、このくらいに育てば生き残る可能性がすごく大きくなります。
これが稚魚を放流する栽培漁業をする理由です。
 
しかし、そこまでの道のりが厳しいのです。
孵化したマダイが食べるのは動物プランクトン。
マダイを育てるのに大量の動物プランクトンを用意する必要があります。
動物プラントンを作るのには、より小さい植物プランクトンが必要です。
植物プランクトンを作るのには...(以下省略)
 
マダイを育てるのには生きている餌が必要で、その餌から育てています。
加えてマダイを育てる環境は「三密」です。

病原菌がはいれば大クラスター発生で、下手をすると全滅です。
マダイの人工種苗は約60年前から始まり、技術的には格段の進歩を遂げました。
それも安定生産は簡単ではないのが実状です。
 
本県では静岡県温水利用研究センターで種苗生産を行っています。
そこでの苦労は、また別の機会に。

魚は誰のもの?

2021-08-31
畑で作られた野菜は、畑の持ち主のものです。
天然の松茸や筍(たけのこ)も土地所有者のものです。
 
じゃあ、海の魚は誰のものでしょう?
・・・海の所有者はいませんから魚は誰のものでもありません。
ただし、獲った(釣り上げた)瞬間に、獲った人のものになります。
 
さて、これが栽培漁業では大問題です。
農業なら栽培した植物は、土地の所有者のものです。
だから栽培する価値があります。
ところが、海で稚魚を放流しても、放流者ではなく釣った人のものになります。
「ご自由にお持ちください」って言う畑はないですよね?
放流した魚は、誰が釣っても良いのです。
そうは言っても「どうせほとんど漁師が獲るんでしょ?」と思うかもしれません。
ところがどっこい、放流が行われてるマダイでは漁師が捕るほうが少ないんです。
1番獲るのはレジャーの釣り人です。
 
みなさん、どう思いますか?
栽培漁業の難しさの一つです。
公益財団法人
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